最近は一段落したリフォームブーム。すでにブームを超えてすっかりと定着した感じがします。テレビでリフォーム番組や特集を見るたび、家というのはモノをいかに快適に収納するための器じゃないかと思うこともあります。収納といえばチェスト(タンス)にリビングボード、ラック、そしてシェルフ(棚)が思い浮かびますが、今回はその中でもシェルフ、特に組み立て式シェルフに注目してみたいと思います。
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シェルフといえば何をおいてもブック・シェルフ(本棚)ではないでしょうか? 今はあまり見ることはありませんが、その昔、どこの家庭にもスチール製ブック・シェルフが、ひとつやふたつは必ず置いてあったものです。 ところでシェルフの定義といいますか、私がいつも悩むのがシェルフとラックの違い。いろいろ調べてもはっきりした答えが見つかりません。 ちなみにシェルフ(Shelf)は“棚”、しかしラック(Rack)も棚という意味があります。 でも、ブック・シェルフという言葉はあっても、ブック・ラックという言葉は聞きませんし、オーディオ・ラックとかTV・ラックとは言うけれど、TVシェルフとは誰も言いませんよね。どちらにも共通しているのは、当たり前ですが“棚(シェルフ)”があること。それがないとモノを置けません。そこで広く広く解釈して、複数の棚があって、モノを上下方向に収納できる家具のことをシェルフと考えることにしますが、(もしシェルフとラックの違い、正確な定義をご存じの方がいらっしゃったらぜひ教えていただきたいと思います。) さて、そうして巷を見渡せば、実にたくさんのシェルフが、それこそピンからキリまで出回っていますし、家の中を見渡せば案外とたくさんのシェルフがあることに気づくと思います。 モノがある限り、納める場所が必要ですし、収まるべき場所をなくしたモノはやがて家中に溢れ、美観を損ねるどころではなくなり、最後には人が暮らす場所さえなくなってしまう・・・かもしれません。いや、冗談じゃなく“ゴミ屋敷”って、収納の究極の失敗例のだと思うのですが、皆さん、どう思われますか?

大型家具店、ホームセンターに行くと「エレクター」あるいはそれに類した金属製の組み立て棚をよく見かけます。 一番のメリットはなんと言っても、部屋やモノの大きさ、モノの数に合わせて、縦横奥行き、かなり自由に収納スペースを作ることが出来る点でしょう。 クロームメッキされた金属パイプと金属の棚を組み合わせは構造上とても頑丈で、数十キロを超える大型のブラウン管TVを置くことだって可能です。 また、オプションのキャスターを付けると、重量制限はありますが移動もラクラク。 実際、この点だけでも市販の据え置き型シェルフ、ラックにはない大きなメリットと言えるのではないでしょうか。 この手の製品は組み合わせ方しだいで、どんどん発展させることが可能です。 店頭では代表的なパターンを展示、あるいは最初からパターン販売しています。 無駄なパーツを購入してしまうなどのミスもなくなるので、初めて人やパーツ選びに悩みがちの人におすすめです。

金属製組み立てラックが台頭する一方で、昔ながらの木のシェルフもまた変わらぬ人気があります。その柔らかなシルエットと色そして素材感には、なんとも言えないぬくもりと安らぎを感じます。でも、さすがに無垢板材のシェルフを見かけることはずいぶんと少なくなりました。近頃はほとんど中空(モノコック)構造、PV化粧板です。素材、品質、デザイン、サイズ、機能性の違い(イコール価格の違い)も多種多様のピンキリですが、実際にメジャー片手に部屋を調べ、寸法とデザインをコーディネートしようとすると、案外と“気に入ったものがない”ということがしばしばあるのではないでしょうか。 私も、部屋を改装するときにはブック・シェルフ選びには苦労しました。 まず、寸法が合うこと。どんなに素敵でリーズナブルなブック・シェルフでも、部屋に収まらなければどうにもなりません。横幅だけではなく、奥行き、高さも重要な要素です。 次に収容力。容量だけの問題ではありません。ブック・シェルフに限らず、木製シェルフは金属シェルフ、ラックほどの自由度がありません。


棚板と棚板、棚板と仕切り板の間隔・奥行きが約 33 cm四方、つまりひとつひとつが基本的にサイコロのような棚で、高さ・幅のラインナップが充実しているシェルフがおすすめです。本だけではなく、見せる収納スペースとしてキレイにまとめることが出来ます。そして色とデザイン。これはもう好みとしか言いようがありませんが、良いデザインと良い品質を兼ね備えたものは、いい値段がするというのは、皆さんもよくご存じのとおりです。ということは、最後はやっぱりお金の問題になりますよね。
最近は木でも金属でもないシェルフも登場しています。無印良品などでは加圧強化した“紙(パルプ)”製のラックやシェルフ、固いクラフト紙で作った組み立て式ラック、シェルフも取り扱っています。また、スチール、アルミ、ステンレスと木といった、複合素材をオシャレに組み合わせ、機能性とデザイン(と価格)上手にバランスしているシェルフ、ラックも多く見かけるようになりました。紙やパルプ製のシェルフは、さすがに木や金属ほど堅牢じゃありませんが、それでもよほど重いモノをのせない、またしょっちゅう水をこぼさない限り、けっこう長く使うことができます。素材感はそれなりというかはっきり言えばチープですが、コンセプトにあった使い方をすれば十分“カッコいい”ものです。もし、近くのお店でじっくり選ぶことができなくても、最近はインターネットを中心に、通販が本当に便利に簡単にそして実に多彩になりました。デザイン、機能、スペース、素材と、こだわればこだわるほどお金と時間がかかるのはシェルフ選びに限ったことではありません。インターネットで好きな時間に好きなだけ自分のペースで探して見ると、びっくりするほどの掘り出し物のシェルフやラックに巡りあうことがあったり、ちょっと高めでも、とても気に入った一品と出会うこともあったりします。
ただ、組み立て式シェルフ最大の欠点(それがコスト上のアドバンテージでもあるのですが)は、当たり前ですが組み立てしなければいけないということです。組み立ての手間は部品、特に仕切り板の数に比例というより、指数的に増大すると思った方がいいかも知れません。ただしその分価格が安いのですから、これはもうギブ・アンド・テイクですね。最近の組み立て式シェルフ、ラックのマニュアルは、以前に比べしっかりしたものが多いですし、紛失に備えたスペアパーツも添付しているなど、かつての通販家具 のアヤウサはだいぶ少なくなってきたように感じます。ちょっと組み立てには自信がないという方に、サポートサービスを行っているショップもありますし、昨今は組み立て代行業なるものもあるとか。気がつけば我が家のブッ ク・シェルフ、オープン・シェルフも数台がネット通販の組み立て式。その価格、品質、デザインにはとても満足しています。自分の目でどうしても確かめなければ気が済まない方もいらっしゃるとは思いますが、ぜひ一度チャレンジして見てはいかがでしょうか?
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