酸性雨

酸性雨

 

大きな環境問題として取り上げられている酸性雨。酸性雨はどのようにして作られるのか?私たちは、どんな対策をしていくべきなのか?いろいろ考えていきましょう。

スポンサードリンク

 

酸性雨の影響

 

酸性雨は、歴史的建造物や彫刻が溶解する。

酸性雨は、コンクリートや大理石の床や彫刻、銅の屋根を溶かし、銅像に錆を発生させます。さらに、コンクリートの成分であるカルシウムを溶かすことも有名です。
 

酸性雨によって、森林や土壌が枯れる。

酸性雨を浴びた木は、葉が落ちて枯れていきます。白骨化した木が並んでいる姿は、生気がない。ドイツでは「黒い森」(シュバルツバルト)とも呼ばれています。
 

酸性雨で、海や川や湖・沼などから魚がいなくなる。

魚のえさとなる昆虫や甲殻類、水中の植物に影響が出ます。さらに、プランクトンの種類も変化します。酸性雨の影響を受けて、1匹も魚のいない「死の海」といわれる湖もあります。 酸性雨が降り続けると、線路は錆び、コンクリの壁や道路が崩れ落ちてきます。さらに、木が育たない環境になることによって、植物が育たなくなり、呼吸ができなくなります。魚がいなくなることによって、食べ物が確実に減少していきます。そんな、今は、当たり前である生活が、できなくなるのは確かです。それ以前に、生きていけるのかどうかさえも、わかりませんよね。ただの環境問題のひとつではなく、もっと、これからの自分たちの将来がかかっているんだということを認識していくことが大切なのです。酸性雨の影響は、私たちの生活にかなりのダメージを与えるのです。今、悩むほどの酸性雨のpHじゃないからと何もしないでいるのではなく、今からでも、自分でできることをしっかりやっていくことが大事なのではないでしょうか?
 

酸性雨はどのようにして作られるのか?

酸性雨は、アメリカでは、「AcidRain」中国では「空中鬼」ヨーロッパでは「緑のペスト」と呼ばれています。もともと自然の雨も弱い酸性なのですが、酸性雨とは、強い酸性の雨のことを指します。酸性はpHで表され、酸性雨はPH5.6以下の場合のことを言います。酸性雨は、工場や車の排気ガスが酸性の物質に変化し、雨や霧、雪に溶け込むことでできるのです。この酸性雨によって、どのようなことが起きるのでしょうか?

 

酸性雨が原因

酸性雨が原因で、枯れてしまった森、湖、建物などの写真や画像を1度でも見たことがありますか?1度見てもらうと、今、自分たちでできることをやろうと思えるようになりますよ。溶け出した彫刻・建物の無残な姿。白骨化した木々。死海と呼ばれる湖。日本には、あまり影響がないように思われていますが、影響はあります。やはり「長距離越境大気汚染」があって、アジアで排出された物質が気流によって流れ、日本にも酸性雨が降るのです。
 

〜人体への影響〜

酸性雨の人体への影響としては、目・喉・鼻に刺激を感じる。皮膚に痛みを感じる。間接的な影響としては、変質した水道水で、欧米の女性の髪の色が緑色に変色。水道水が酸化して、飲料できなくなる可能性もあります。他には、酸性雨の影響でたった5日間で4000人が亡くなった事件もありました。他には、酸性雨がアルミニウムを溶かし、そのアルミニウムが水に溶け、それを飲むことでも影響があります。気管支炎喘息や肺炎、アルツハイマー病にかかるということもあるのです。こういった被害を少なくするためにも、私たちはもっと、地球を守るために努力をしなければならないのではないでしょうか?何かが起こる前に、しっかり見つめなおす機会を作りましょう。
 

酸性雨への取り組み

世界での酸性雨の取り組み

長距離越境大気汚染条約<LRTAP・・・越境大気汚染防止のために、硫黄などの排出防止、酸性雨の研究、国際協力、酸性雨モニタ、情報交換などを規定している。
※長距離越境大気汚染:大気汚染の物質が遠くはなれた発生源から気流に乗り、国境を越えるものを言います。
・ヘルシンキ議定書・・・硫黄排出量を最低限に削減することを定めている。
・ソフィア議定書・・・新しい施設と新しい自動車に対し、排出基準を適用している。無鉛ガソリンを供給することによって、環境に配慮している。
・米国SO2排出量取引・・・発電所の二酸化硫黄と窒素酸化物の排出削減計画が実行されている。これによって、スモッグや、酸性雨の対策も行っている。

・石灰で中和・・・スウェーデンの湖が、酸性化していることから、湖にアルカリ性の石灰を投入し中和。湖だけでなく、森や林などの土壌にも同じように、石灰を投入することで、土壌を中和させている。
世界

日本での酸性雨の取り組み

酸性雨対策調査・・・全国各地の測定地点において、雨の中に含まれているPHの酸性度の測定を行っている。日本の酸性雨の現状を測定することによって知ることで、酸性雨による悪影響が出ないように、取り組んでいる。
酸性雨対策のために
酸性雨の対策として、酸性雨の原因である排出物質を抑えるため、低公害車や低燃費車を普及させることも大切です。公共交通機関を積極的に利用することや、アイドリングストップさせるなど、わが国の自動車排出ガス削減対策が必要であり、私たち自身ももっと環境問題に取り組んでいくことが大事なのではないでしょうか?
その他の環境問題
酸性雨のほかにも地球の環境問題としていくつかあげられる。
「地球温暖化」=地球の表面や大気の温度が上昇する現象。
「オゾンホール」=北極や南極上空のオゾン層の濃度が減少し、大きくなっている状態。
「異常気象」=通常と全く違った気象。
これらの環境問題もまた、私たちの生活が影響を与えていると言ったほうがいいかもしれない。それこそ、生活はどんどん豊かになっていくかもしれない。しかし、便利になった分、環境は破壊され続けているのも確かです。地球にしかない豊かな資源を後先考えずに使い続けている。
自動車は、酸性雨を生産する乗り物
例えば、「自動車」乗るとどこにでも行けて便利ですが、それを作る工場からでる排気ガス。さらに、車に乗って走るときに出る排気ガス。酸性雨の原因のひとつです。そして、そのためのガソリンもまた、大切な資源のひとつですよね?さらに、その工場を動かす電気。それは火力発電だったら、その排気もまた、酸性雨の原因になります。簡単に言うと、車は、酸性雨を生産する乗り物ということになります。今でこそ、ソーラーカーや電気自動車なども出ていますけど、でも、やはり酸性雨を生産する乗り物でしかない。かといって、これだけ便利になった現代で、車をなくすことは難しい。工場がなくなってしまったなら、そこで働いている人たちの仕事がなくなる。結果的には、どうにもならないんですよね。どうしたらよいのでしょうか?歩いていける場所ならば、歩くこと。歩いても5分という道を車で行く方、非常に多いです。ちょっと遠いなら、自転車を使おう。エンジンをかけたまま、10分以上放置しない。その間にもガソリンは減り続けているのです。垂れ流し状態にしておくくらいなら、エンジンを止めておく。使っていない電気は抜いておく。待機電力で、電気は流れ続けているのです。それに、電気代の節約にもなりますよね。灯油を使うストーブは、1度部屋を温めたなら消す。微小燃焼しつづけるよりも1度あたためて消してしまうほうが、節約にもなります。水は流しっぱなしを避ける。再利用できるなら、再利用すること。これらが、限りない資源を守り、さらに、酸性雨の原因となる物質の排出を減少させます。

 

スポンサードリンク

 
お問い合わせ